湯河原老人ホーム施設長ブログ

心ばせ

hana
NHKキャスター・アナウンサーの大越健介さんが書かれた、『ニュースウォッチ9ブログ』を読みました。
その中に「珠玉のことば」というエッセイがあり、印象に残る言葉として紹介していたのが「心ばせ」です。
辞書によれば「心の動きや気立てのこととある。たしなみや機転といった意味を含み、
どこか奥ゆかしい人の心のはたらきを広く表している」との説明が添えられています。
 
「心ばせ」という単語を使っていたのは政治学者・歴史学者である五百旗頭真(いおきべ・まこと)さん。
 
心ばせには、“思いやり” と似た響きがあります。
私という一人称の外に出て、あなたという二人称に対し、そして彼や彼らである三人称に対して思いを馳せ、
心を配る。 そうしたことは、ひと昔前なら普通にできていたように思うのです。
少なくとも私は、そのように振る舞った人たちをかなり目にしてきました。
 
政治の場でなくとも、「気に食わないなら身を引けばいい」 「ここが許せないから賛成しない」
「この点を撤回してくれるまで考えない」 といった街頭の声が、テレビ越しに聞こえてきます。
そんなことを口にする人が実際増えているのでしょう。
私たちは、いつの日か “一人称” から抜け出せなくなってしまうのでしょうか……。
 
上を目指し続ける姿勢は大事だと思います。
けれどもそうした姿勢から、心を寄せ合うことができるのでしょうか。
 
心を寄せ合うことは、私たちの職場で欠かせません。 それが最初であり、すべてだと感じます。
心を通わせ、寄せ合い、そして馳せる。 時代背景を言い訳にせず、大切にしていきたい事です。
 
「心ばせ」という美しい言葉にふれることにより……自分を見直し、考える機会となりました。

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