湯河原老人ホーム施設長ブログ

難問

maigono tubame
とある駅前の喫茶店。
その入り口の前に、一羽のツバメがいました。
道行く人たちが心配そうに見守る中、
小さなツバメは、ピピヒューといった声で鳴いています。
 
喫茶店の軒下には巣があり、
子ツバメの頭が3つほど見えました。
ツバメは、巣から落ちたのでしょう。
 
親と思われるツバメがスーッと近寄って、スッと離れていきます。
それを、何度も繰り返しています。
    羽を動かしてごらん  こうやるの ……さぁ 怖がらないで
そんな思いなのでしょうか。
 
道行く人たちが増えてきました。
「 巣に戻すことはできないだろうか 」
「 人がさわってはダメだと聞いたことがある 」
「 ネットに何か案があるのでは ? 」
 
難問です。
でも、そのうち羽をパタパタさせたツバメは、
地上10センチあまりの高さを
2メートルほど飛びました。
ガンバレ !  ガンバレ !

その声が聞こえたのか、子ツバメはまた
2メートルあまりを飛べました。
飛べたということは、大きなケガなく、
生きるための装置が温存されているという証拠。
 
巣から落ちたツバメは
弱いがために、エサがもらえなかったり、
兄弟ツバメに踏まれたり。
挙句の果ては、巣から突き落とされこともあると聞きます。
 
越冬ツバメの名ごとく、
厳しい長い旅に出るための習性であるなら
私たちは、子ツバメの傍らに立って
ひたすら祈るしかないのです。
 
人間の子育てと似ているような……そして、人の人生とも重なるような……
きっと、このシーサイド暮らしていらっしゃる皆さまも、
それぞれの人生の、さまざまな試練を乗り越えてこられたのでしょう。
 
当施設は、長かった旅のゴール近くにある憩いの場
……どうぞ、ゆったりお過ごしください。

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