湯河原老人ホーム施設長ブログ

犬の認知症

inu
~ 施設ホームページの 『 浜辺の診療室から 』 という医師ブログから ~
 
驚きました。認知症は人間だけではない。
犬にも起こりうること。
……気づきませんでした。
 
おじいちゃんは、私の幼い頃 “ 猟 ” をしていました。
そのため、ビーグル犬を2頭飼っていました。
犬の名前も、性別も覚えていません。
 
印象に残っているのは、犬小屋の扉が開くと、元気いっぱい走り、
そして、グイグイ引っ張られて行く、おじいちゃんの後ろ姿……。
 
動物が苦手な私は、いつも少し離れたところから、
おじいちゃんが食事をあげたり、犬の世話をしているところを見ていました。
 
今、思い返すと、
猟に出たあと、おじいちゃんが一人で帰ってきて、
私    : 「 なんで、おじいちゃんだけなの ? 犬は ? 」
祖父 : 「 どこか、行っちまった。 大丈夫、そのうち、け~って来るさ。( 帰ってくるさ ) 」

獲物を手にしたおじいちゃんと一緒に帰ってきた頃もありました。
“ そのうち、け~って来るさ ” の言葉どおり、
少し遅れて帰ってきて、小屋にちゃんと戻っていた頃もありました。
……でも、とうとう翌朝になっても姿が見えず、
おじいちゃんが山へ探しに行くようになりました。
 
犬の認知症状に、『 ぼんやりとしたり、飼い主の呼びかけに反応できなくなる 』
と医師のブログにありました。
おじいちゃんの呼びかけに反応できず、家に戻れなくなってしまった犬。
今までと違う行動を 「 年をとったなぁ~ 」 と受け入れ、
そっと静かにしておこう……と見守るだけでした。
 
あの時の、あの犬の姿が “ 犬の呆け ” であったのかは、わかりません。
“ おじいちゃんになった犬 ” の自然な姿として、記憶に残っています。

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