湯河原老人ホーム施設長ブログ

●● ツバメ

hina
小粒のサクランボくらいのあたまに、かわいい顔。
きょとんとしたまなざしで見つめられると、
ずーっと一緒にいたい! といった思いと、
自然のなかで生き抜くチカラをつけてあげなきゃ! という
真逆な思いが、行ったり来たり……。 
 
巣ごと落下した恐怖からか、
親鳥と離れた淋しさからか――、
ツバメから見ると、恐ろしいくらい巨大な生きものであるニンゲンが、
目の前に現れたからか、
育て始めて2日間、エサを口元に持っていっても、
口を真一文字に結んだヒナたちは、頑として食べようとしませんでした。 
 
これも自然の摂理、
空腹でも食べようとしないのは、自然なこと。
それで飢え死んだとしたところで、どうしようもないことなんだ……。 
 
結局、拾っても拾わなくても、
人間が介入しても、しなくても、結果は同じだったのか……。 
 
万事休すとあきらめかけていたとき、
親鳥がエサを運んできたときと同じ声を出した一羽のヒナが、
エサをひとくち、ぱくりと食べました。
すると次から次へと黄色く縁どられた口が、
エサを求め始めたのです。
エサを食べるときに、大きくひし形に開かれる口。
うれしい――! かわいい――! 
 
そう、忘れてはダメだ! あきらめてもダメ!
……生きてほしくて、拾ってきたのだから、
ツバメらしく育てる! 絶対! 育てきる!!

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