浜辺の診療室から

プロ意識 その3

hataraku hito
できないことを相互に認め合い、傷をなめ合う姿勢は、
「 あなたの立場はわかる。だからわたしの立場も理解して 」 といった暗黙の合意があります。
そうした職場は自分たちの都合を優先させようとしますから、臨機応変さを欠いた固い職場になります。
カイゼン案はことごとく 「 そのうちやる 」 になり、「 いつかやる 」 になり、やがては忘れ去られていきます。
 
自分たちの都合を優先させるのであれば、自分たちの外にいる人―――つまり利用者にとって、
冷たい職場になっていきます。 それでも目は自分たちに向いています。
固い職場であり、冷たい職場になっていることを見ようとしないから、一向に気にならないのです。
 
要求が出たら、右から左に流してごまかせ、というつもりはありません。
即座には対応できない状況でも、ことばのキャッチボールくらいはしてください、といいたいのです。
投げられたら受け止めて、投げ返す。
それがことばのキャッチボールです。
もう少し細かくいえば、相手が受け止めやすいところに向かって投げ返す。
 
利用者にとって冷たい職場である限り、利用者と向き合うことはできないでしょう。
そうした環境には、最終的にきっちり結果を残せる人、つまりプロはいない―――わたしにはそう思えるのです。

yakyuu

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