浜辺の診療室から

閑話    救えない理由

救命センターまで望まなくとも、救急搬送された場合、

医師が多くいる病院では、

研修医を中心とした若手の医師が、

ザーッと集まってくる。

 

しかしいつからか、医療過疎ということばが生まれた。

自治体立の病院が閉鎖した例を引くまでもなく、

過疎地の医療は、平均的に苦戦している。

医療スタッフの絶対的不足が、救えたかもしれない例を

救えなくしている。

 

医師に関していえば、不足というより、

著しい不均衡が、この20年で進んだ。

中堅層が消え、年長者が居残っている。

考えられるのは、制度やシステムの問題だが、

ここでは、それ以上触れない。

ともあれ、首都圏と過疎地における医療事情に、

ちがいがあるのは否めない。

 

 

さて、どういったケースが、CPAで救急搬送されてきたか?

半分以上は、溺死。

残りの大半は、高齢者だった。

溺れた場所は、旅館やホテルの大浴場が多く、

次いで、岩場の海だった。

浴場は、午後アルコールを飲んでというパターンが典型で、

海ではサーファーでなく、貝採り目的で潜ったまま、

息絶えた例が多かった。

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