浜辺の診療室から

閑話    加齢という脆さ  

湯河原と真鶴がある県西圏域は、

横須賀・三浦圏域とともに、

高齢化率が高いエリアである。

なかでも湯河原と真鶴の2町は、

高齢化率が高い。

 

もともと高齢者が多いといった事情に加えて、

高齢者収容施設が多いという特性もある。

最近は、民間の有料施設が一気に増えた。

そのようなわけで、心肺停止やそれに近い例が

施設から搬送されてくるケースが、じわり増えた。

 

 

年を取ることにより、

多くの臓器は、機能低下の方向に向かう。

認知症が注目されるあまり、脳の機能だけが論じられがちだが、

85歳や90歳にもなれば、

心機能や、腎機能や、呼吸機能は

ひととおり落ちている――

とみていい。

 

心機能が落ちて心肺停止や、それに近い状態が起きているとき、

救命救急のABCは、ほとんど役に立たない。

加齢がもたらす脆さに対して、

現代医療は、ほとんどなすすべがない。

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