浜辺の診療室から

閑話    高齢者の搬送

加齢がもたらす脆さに対して、現代医療はほとんどなすすべがない――。

 

よく読めば、あたりまえのこと。

医療で老いを治すことは、できない。

将来的には可能になるのかもしれないが、

自然か不自然かで、議論になりそう。

 

だからかもしれない。

多くのアンケートが語るように、

老いてなお、延命治療は望まないとする人が多い。

 

けれども老いてなお、

呼吸・循環状態が悪化したことを理由に、

病院に搬送される例が、まだまだある。

 

ある例は、「施設での看取りを希望していた」ケース。

本人もそうだし、家族もそうだったという。

さて、搬送された理由は、どこにある?

 

別の例では、「急変時は病院搬送を希望していた」ケース。

家族いわく、

「だって、体が悪くなれば病院に行くのは、あたりまえでしょ」

 

たしかに、そうだ。

そういわれると、医療スタッフは

返すことばがない。

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