浜辺の診療室から

看取りへの意思確認   最期をめぐって(その7)  

そのかわり、わたしがしていることを列記しておきます。

終末期を迎えた入所者に対して、日ごろ行っている行為です。

 

〇      最期の“ありかた”への希望について、ご本人やご家族の意向を確認する。

     施設での看取りを希望される場合、施設で看取りが行われるようになった時代背景をお伝えする。

     施設内看取りの実情と、その意義について触れておく。

      確認事項というかたちで、ターミナル・ケアの実際をお伝えし、さらに家族や社会の変化に触れる。

     具体的には、精神・身体機能の低下によってあらわれる現象、家族の多様性、
社会環境の変化に基づいた、
施設内看取りの実際についてお話しする。

      老衰にみられる現象や変化は“急変”とせず、アクシデントによる状態の変化を急変とみた場合、
といったスタンスで、病院搬送の是非を伺う。

      了解が得られた場合は、ご本人もしくはご家族に記名捺印をいただく。

 

このなかで時間を割いて行うのは、老衰にみられる現象と、アクシデントによる状態の変化です。

たとえば前者には、反応性の低下、脈の微弱化、血圧低下、顔貌の変化、気道分泌物の増加などがあります。
後者の代表は脳血管障害や心筋梗塞など、血管が詰まる状態でしょう。

アクシデントによる状態の変化を“老いに伴う変化”とするご家族は、基本的に病院搬送を望みません。

反対に、“老いとは別の現象”といった考えを持つご家族は、病院搬送を希望されます。

 

 

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