浜辺の診療室から

閑話   日本はデンマークの2倍    老いあれこれ(その12)

さて、日本は国際的にみると、
高齢社会のトップを走っているとよくいわれるが、
それはいま現在の話。
しかも高齢者が多いという意味でのトップに過ぎないから、
走っているというよりは、高齢者が著しく多い状態に「ある」というのが正しい。
 
 WHO(世界保健機関)の定義では、
65歳以上の高齢者が人口の7%以上を占める社会を高齢化社会と呼び、
14%以上を占める社会は、高齢社会と呼ばれる。
 
 
日本は1970年に高齢化社会となり、1994年に高齢社会になった。
一方のデンマークは、高齢化社会を迎えたのが1925年という大昔であり、
それから50年ほどした1978年に、高齢社会を迎えた。 
 
デンマークで50年かかって起きたことが、日本では24年で生じている。
「日本はデンマークのおよそ2倍の速度で、高齢化が進んでいる」
というのがOECDの見解。
まったなしの妙案を打ち出さなければならない国は、
わたしたちニッポンであることがわかる。  
 
 
デンマークという国の高齢者対策ができあがった背景を理解した上で、
高齢者が感じている孤独の本質に触れること、
そして、それらを自らの身に重ねてみることは、
いまを生きるわたしたちにとって、ムダなことではない。
なぜなら誰だっていずれは、ひとりぽっちになるのだから……。
gurahu

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