浜辺の診療室から

生命救助隊    本日休診その2

敷地内でヒナを見つけたのは514日。地域公開講座のあとだった。
発見者は職員家族が連れてきた幼児。
ヒナの周囲に巣はなく、はて? と思って周りを見回すと、
擁壁の水抜き穴から、なにかがぽとりと落ちた。
水抜き穴付近からウィピピ、ウィピピと声がする。
穴の中だけでなく、上からは甲高いツィピー・ツィピーの声が聞こえた。
空を見上げると、木の枝に白黒ツートンの小鳥がとまっていた。
地面には、うごめくヒナ6羽と、崩れた巣があった。
診療所A隊員(小生)と施設A隊員、M隊員がヒナをすべて穴に戻したあと、
ネットで野鳥を検索。
鳴いていた野鳥はシジュウカラと判明した。 
 
516日の夕刻、気になって行ってみると、
ヒナがまた2羽落ちていた。
側溝でみつけた1羽は死んでいたため、職員が埋葬した。
翌日は気温が下がって雨が降るとの予報から、
2羽のヒナを施設のA隊員が保護した。
自宅に連れて帰り、買ってきた巣箱に移してからエサを与えた。
環境変化からか緊張からか、初めは口を開かなかったヒナは、
夜に少し、翌朝にも少しだけエサを食べた。 
 
翌朝は予報どおり、冷たく大粒の雨が激しく落ちていた。
水抜き穴のある場所に行くと、地面で3羽のヒナが震えていた。
このままでは死ぬこと必至と判断した診療所N隊員が保護。
ヒナは全部で5羽になった。
昼休みに行ってみたら、ウィピピピー、ウィピピピー、ウィピピピーと声がした。
巣箱には、ひし形に開いた黄色い口を開けたヒナが2羽。
エサを与えたら、食べた。
鳴き声に釣られてか、小振りの2羽も口を開いたのでエサを供与。
しばらくして残っていた1羽も、ウィピピピーと鳴いて口を開いた。
エサをくちばしに触れたら、無事食べてくれた。 
 
それからというもの食欲旺盛になったヒナたちは、
職員が交代で与えるエサを順調に食べている。
 
hina

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