浜辺の診療室から

自然の摂理    本日休診その2

hina2
環境に慣れたのか、ヒナは順調に発育している。
休日のA隊員(小生)がエサを調達して職場についたところで報告あり。
今朝は巣箱を抜け出した一羽が20メートルほど離れた場所で、
また他の2羽も巣箱の外にいるところを発見されたという。
開閉式になっている巣箱の天井をずらして外に出たとしか考えられない。
発見者は施設のO隊員。
巣箱をゴザで包囲してくれてあった。
エサを与えようと巣箱を覗いたら4羽しかいない。1羽はどこだ?
O隊員、M隊員と一緒に探したところ、
椅子の陰で日向ぼっこしていた1羽を発見した。
エサを与えてから鳥籠を買いに出た。 

飼育して4日目というのに順調な発育だ。
3羽はもはやオトナらしい羽をまといつつある。
残りの2羽は小振りで、頭の周辺にまだまばらな羽がみえる。
生命救助隊としては均等にエサを与えようと思いつつも、
小振りな2羽に多めに与えたり、
食欲旺盛な3羽は人間でいえば高校生あたりだろうから余計与えようなど、
エサを供与しながら考えることは多い。  
 
 
親鳥は、口を大きく開いたヒナにエサを与えるという。
だからエサにありつけないヒナは死滅する。
いつも奥で縮こまっているヒナは死ぬ運命にあるらしい。
黄色いひし形が大きく開くと親鳥はエサを与える行為が実験でも確認されたとのこと。
反射的行為であり、遺伝子をつなげるべくプログラムされていると説明されている。
エサを均等に与えるのが人道的なのだろうが、
自然界でみられる “鳥道的”行為はシンプルだ。
それを厳しいとか弱肉強食と呼ぶのは不遜かもしれない。
でもやっぱり、すべて順調に巣立って欲しいんだな……。
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