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湯河原町長訪問(ケアマネ大野)

今日は、湯河原町長の敬老お祝い訪問がありました。

湯河原町最高齢のお祝いを受けた小久保さんは、明治44年(1911年)生まれの106歳。来月、お誕生日を迎えれば、107歳になられます。昔、ご自分で着物から仕立て直したという羽織を着て、ソファーに腰かけ、町長を迎えるその姿は堂々たるもので、大きな花束もしっかりと受け取られていらっしゃいました。

「人生100年時代」なんていう言葉を耳にするようになったここ数年、国も人生100年時代構想について会議を始めたり、色々な本も出たりして、「自分も100歳くらいまでの生活設計を・・・。」と考えてしまう人も少なくないと思いますが、介護施設に勤め、たくさんの高齢者の方々と関わってきた私としては、「100年生きるのは、並大抵のことじゃ出来ない!」というのが実感です。しかも、現在、100歳前後の方々が生きてこられた歳月は、決して穏やかで生きやすい時代ではなく、いくつもの戦争があり、時代が変われば、価値観や常識と思われていたことまで根本から覆されるような経験をした、心身ともに過酷な時代です。

それなのに、40過ぎの私を「お嬢さん」と呼んで下さり、中年女子の愚痴を言うと、「私もね、90何年生きてきたから色々あるけど、過ぎちゃえばあっという間よ。」と、さらっと言ってのける方。「私の青春時代は戦争で何にもできなかったし、その後は子どもを一人前にするので精いっぱいだったから、これから好きなことを好きなだけするの。」と娘さん達に宣言し、不敵な笑みを浮かべる方。そんな、しなやかでしたたかな姿を見ていると、「この方たちは、最強だ。」と、無条件に尊敬してしまいます。

一方で、そんな最強の皆さんが、歳をとり介護が必要になっただけなのに、「生きていても仕方ない・・・。」なんて気を落とされていることもあり、そんな姿を見ると、胸がギュッと締め付けられる思いです。

私達ができることは限られていますが、「長生きすることは楽じゃないけど、今は楽しいよ。」と思ってもらえるように、介護、福祉というカタチで皆さんの生活を支え、一緒に過ごしていく存在でありたいと思います。

ちなみに、湯河原町最高齢の小久保さん。明治44年生まれで、同い年の有名人は、芸術家の岡本太郎さんに、アメリカのレーガン元大統領。東京の日本橋が完成したのが、この年なので、「日本橋」とも同級生です。この頃は、声がなかなか出にくくなりましたが、小唄が得意で、「あたぁみぃのぉ かいがぁん さんぽぉするぅぅ♪」と金色夜叉を情感たっぷりに唄って下さる素敵な方です。今日の町長訪問には、ご家族も皆さんでお出かけ下さり、小久保さんのベストショットを狙って、楽しそうに写真を撮り合いっこされ、笑顔の多いひと時を過ごされていました。

16日には施設の「敬老お祝い会」が開催され、職員の練習を重ねた踊りや演劇を楽しんでいただく予定です。その際にも、長寿のお祝いをさせていただきますが、小久保さん初め、皆さま、本日はおめでとうございました。16日もお楽しみに!

 

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