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「差別用語」 《介護主任:樋口》
最近気になることがあるんです。
福祉の仕事をされている方なら
ときどき耳にすることがあると思います。
「最近あの人『認知』進んだよね~」
「ちょっと『認知』入って来たんじゃない?」
と業界人ぶっているのか、専門用語使ってますって
思っているのか
『認知症』を『認知』と略す人、いますよね(-_-;)
認知症も何種類もあり、症状も対応もそれぞれ違います。
たぶんこうやって『認知症』を『認知』と略す人は
『認知症』=『ボケ』くらいにしか、思っていないんでしょうね。
現在では、広く知られている「認知症」も
以前は「痴呆」でした。
「痴呆症」が「痴呆」と略され、のちに差別用語とされる。
「認知症」が「認知」と略されている福祉や医療の現場。
現場はまた「認知症」を差別用語にしてしまうんでしょうか……。
差別用語を生み出しているのは「人権団体」や
「BPO(放送倫理・番組向上機構)」
各業界の「倫理委員会」ではありません。
その言葉を使う自分たちだということを、
忘れないで欲しいと思います。
自分たちの仕事を
自分たちで難しくすることがないようにしましょうね。