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介護職の専門性と処遇 《介護主任:樋口》

自分自身、介護職はもっとお給料が高くあるべきだと思っています。
その前に、介護職って本当に「恵まれていない」のでしょうか。
年収で言えば、子どもたちが憧れる
「パティシエ(ケーキ屋さん)」や「美容師」とほぼ同じです。
実際は国の施策などで介護職の方が高いと思われます。
休日数はどうでしょう?
施設によって差がありますが、年間で110日から120日程度のようです。
これも全職業の中では低くありません。むしろ多い方です。
しかしながら老人福祉業界で働く人の「恵まれてない感じ」は何でしょう。
いろんな理由があると思いますが、私自身が最も問題だと思っているのが
「介護職の社会的地位の低さ」だと思っています。
さらにこの問題を根深くしているのが、介護職である自分たちだということです。
介護職員自身が自分たちを「プロフェッショナル」だと
思っていない人が多いようです。
パティシエや美容師の方々は、その職の専門家であり、
世間もそれを認めています。
介護職がマスコミに取り上げられるのは
「低賃金」「重労働」「処遇を改善すべきだ」といった内容。
介護職員もそれをみて「自分たちは恵まれていない」と思うでしょう。
「もっと給料をもらうべきだ」
これは間違いとは思いませんが、同時に「危うい」とも思います。
介護って重労働だから賃金が上がるんでしょうか?
介護は専門職で、認知症の方への対応やコミュニケーション技術、
身体介護のプロで、国民が必要としているから賃金が上がるんですよね?
福祉業界の皆さんは、プロだと胸を張って言える「もの」を持っていますか?
何度かブログでも介護職の専門性について触れました。
介護職が世間で認められる、専門家だと言われるためには
現場の職員の方々の専門性の向上が必要です。
なんとなく食事介助、なんとなく移乗介助
なんとなく認知症の方への対応をするだけでは、
もう認めてもらえません。
私自身ももっともっと発信が必要だと思っています。
(ブログの更新が遅いくせに、こんなことを言います(笑))
最後に、皆さんニュースでご存知の処遇改善加算、
ただ「お給料が上がる」、そんな簡単なものじゃありませんよ。

agaruzu