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施設長ブログ
3月の地域公開講座は「意見交換会(終末期など)
3月の地域公開講座は
終末期などをテーマに、『あれこれ話し合う会』です。
担当はシーサイド湯河原の目の前にある
浜辺の診療所、荒井医師です。
私自身は仕事以外で人の「死」に立ち会ったことは
一度しかありません。
妻の母だったのですが、私が介護職として勉強していくきっかけを作ってくれた人です。
妻の母は末期のがんで闘病を続け、最後を自宅で迎える為に帰宅していました。
介護の仕事を始めて、何か月か経ち、
一通りの介護技術が身に付いていた私は、
妻に体位変換やオムツ交換のやり方を教えました。
それで「介護」だと思っていました。
呼吸が変化し、まさに最後を迎えるとき、妻の父が
「何かしてあげられないか?」
と私に言いました。
私は何もできず、うろたえ首を横に振りました。
今考えても何ができたのかは答えがありませんが、
「自分がやっていたのは介護ではない」と痛感しました。
葬儀が終わり、次の出勤から職場を見る目や自分の思考が変わったのを覚えています。
誰でも「死」はなるべくなら考えたくはない、そして避けたい話題です。
でも、「死」について話すことは生きている時にしかできません。
そしてその機会は多くはありません。
医師を交えた意見交換の時間を、ぜひ有効に使っていただきたいと思います。
【日時】 3月10日(土)14時~
【場所】 シーサイド湯河原地域交流ホール
【参加】 無料
皆様のご参加お待ちしております。