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施設長ブログ

育ち方の違いを尊重して【施設長 小野】

1月下旬、施設の中庭にじゃがいもの種付けを行い、徐々に芽を出し始めました!(^^)!

同じ日、同じ高さ、同じ向き、同じ土、そして同じ環境で植えたはずのじゃがいもたち。

しかし、その後の成長を見守る中で、同じ条件であっても、一つひとつが違う育ち方を

していることに気づかされます。

   

ある芽は、水をたくさん与えないと元気に育ちません。

一方で、あまり手をかけずとも力強く伸びる芽もあります。

また、芽が出るのが遅くても、一度出ると急激に成長を遂げるものもあれば、

肥料をしっかり与えた方が良いものもあります。

同じ条件で植えたはずなのに、育ち方は実に様々です。

 

私たち人間も同じだな、と改めて思います。

じゃがいもの成長を見守りながら、日々一緒に働くスタッフの成長について考えました。

時に、育ち方の違いをその人自身の課題として捉えてしまうことがあります。

しかし、環境を整えたり、伝え方を工夫したり、その人に合ったサポートを行うことで、

大きく成長する可能性が広がります。

金子みすゞさんの詩「みんなちがって、みんないい」が思い浮かびました。

それぞれが違うからこそ、一人ひとりの良さが輝く。

私たちもまた、個々の違いを尊重し、それに寄り添うことで、共に成長できるのだと思います。

施設では、一人ひとりを大切にした教育を目指しています。

それぞれの個性や価値観に寄り添い、その人に合った方法で指導し、成長を支えることが私たちの使命です。

じゃがいもの種付けを通じて得たこの気づきを胸に、これからも個々の成長を温かく見守り、

支え続けたいと思います。

じゃがいもたちの成長が楽しみです。

そして、私たちとともに働くスタッフの成長もまた、何より楽しみであり、誇りです。