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施設長ブログ
小さな幸せの種【施設長小野】
施設のプランターで入居者の皆さんと一緒に育ててきたスイカが、ついに収穫の時を迎えました!

小ぶりながらもずっしり実った小玉スイカを、育ての親(=入居者さん)たちと一緒にパッカーン!と切り分けると…

「甘いねぇ!」
「こりゃ、売り物よりうまいよ!」
と、笑顔があふれるひとときに。
スイカの果汁よりも、皆さんの笑顔の方がジューシーでした。

このイベントを通して、ふと心に浮かんだのは、「当たり前」の中にある感動です。
日差しを浴びて草花を育てること。
季節の移ろいを感じながら、仲間と会話を交わすこと。
収穫の喜びを分かち合いながら一緒に笑うこと。
こうした営みは、特別なようでいて、実は日々の生活の中に潜んでいます。
私たちは、そんな「小さな幸せ」を、つい見逃してしまいがちです。
ところで、世界幸福度ランキング(国連の「World Happiness Report」)では、日本の順位は先進国の中では決して高くありません。
経済的に豊かでも、「自分は幸せだ」と感じていない人が多いのが現状です。
でも、もしかしたらそれは、「幸せが足りない」のではなく、
**「すでにある幸せに気づいていない」**だけなのかもしれません。
このスイカイベントは、私たち職員にとっても、入居者さんから「教えられる時間」でした。
日々の中にある感謝や喜び、そして人とのつながりを感じることこそ、心を健やかに保つ秘訣だと実感しました。
笑いあり、果汁あり、感動ありのスイカ収穫祭。
皆さんの心にも、ちょっとした幸せのタネが蒔かれたならうれしいです🍉
ちなみに、スイカの皮は管理栄養士さんが”おしんこ”にして下さるようです。さすが、栄養士さん!!
