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にっこりお姉ちゃんからの学び
今朝の我が家での出来事…。
4歳の娘がリビングで転び、泣いている横に静かに座るお姉ちゃん!!
いつもなら、手を取り起こすか、「それぐらいで泣かないの!!」と声をかける
のですが、今日はいつもと違い、泣いている妹の横に座って笑顔でにっこり(^_^)/~
しばらく、何も言わずに笑顔で座っているだけなのです…。
お姉ちゃんの笑顔につられてか、すぐに泣き止み、笑顔にもどる妹…。
お姉ちゃんからの「自分で立てる?」の声掛けに、「立てるよ。」と自慢げな顔をして
立ち上がる妹の姿がありました。お姉ちゃんは、「偉いね。」と頭を撫でているのです。
気になり、お姉ちゃんにどうしたの?いつもと違うじゃん?と聞いてみると、驚きの言葉が…。
「だって、今日幼稚園の面接だよ。幼稚園に行ったら自分のことは自分でしなくちゃ
いけないから…。いつまでも助けてはいけないんだよ。」と話すのです。
きっと、妹の状況や今後を想っての行動なのでしょう。とても嬉しく、温かい場面でした。
私は、今回の出来事に自分の仕事(介護、ケア)が重なりました。
まさしく、「その人中心のケア(パーソン・センタード・ケア)」ではないでしょうか?
転んで泣いている妹の傍に駆け寄る、自分も座り妹の顔を見る…。ケアを必要
としている方と同じ目線に立つということです。
頃合いをみて、自分で立ち上がってみようと勧め、自力で立ち上がった妹は、さぞ
嬉しかったことと思います(笑)
下手に手を貸さず、時間をかけて待ち、自主性を尊重し、前を向こうと誘ってみる…。
(お姉ちゃんはそんなこと考えていませんが…。)
大げさかもしれませんが、ケアの原点です。
「1人ひとり違う」「1人ひとり尊い」「その人中心のケアを行う」…言葉で言うのは
簡単ですが、実行するのは難しい…。
それでも、その言葉を胸に刻み、目の前のケアを必要としている方の今とこれからに
思いを馳せ、考え、ケアを提供することが使命であることを考えさせられました。
(子供に教わってばかりです…(;^ω^))
日々の生活の中でも「どんなことが仕事に役立つだろう?」と自分に問いかけ、意識すると、
日常も遊びも学びになるのですね。
忙しさの中にも発見がある。ちょっと視野を広げると思いがけない発見があるかもしれませんよ。